唐津湾に浮かぶ小さな島・高島には、宝くじ当選祈願の神社として全国的に知られる「宝当神社」があります。年間20万人ともいわれる参拝者が訪れる人気スポットで、唐津城からもほど近い宝当桟橋から船で渡ることができます。この記事では、宝当神社の由来や高島へのアクセス方法、島の見どころ、参拝のポイントをまとめて紹介します。
宝当神社とは|島を守った武将を祀る神社
宝当神社は、高島を襲った海賊を撃退し、島民を守った武将・野崎隠岐守綱吉を祀る神社です。綱吉は天文23年(1554年)に信州(現在の長野県)で生まれ、豊後の大友義鎮に仕えた後、高島に移り住んだと伝えられています。島を襲った海賊から住民を守った功績から島の守り神として祠に祀られ、当初は「綱吉神社」と呼ばれていました。
その後、もともとの「寶當」という縁起の良い文字にあやかった参拝者が増え、実際にお参りした人の中から高額当選者が多数出たことがメディアでも取り上げられるようになり、「宝くじが当たる神社」として全国的に有名になりました。現在では県外からの参拝者も多く、宝くじの発売時期には特に賑わいを見せます。
塩屋神社|参拝前に立ち寄りたい高島の氏神
宝当神社の境内には、高島の氏神である塩屋神社があります。綱吉が天正9年(1581年)に島民と相談のうえ創建したと伝わる神社で、山や海、酒造の守護神とされる大山祗大神を主祭神に、須佐之男命や菅原道真命、綱吉の祖先にあたる藤原鎌足命・不比等命・魚名命が祀られています。地元では、宝当神社に参拝する前にまず氏神である塩屋神社にお参りするとよいとされているため、順番を意識してみると地元の習わしに沿った参拝ができます。
高島へのアクセス|宝当桟橋から定期船・海上タクシーで約10分
高島へは、唐津城のそばにある宝当桟橋から船で渡ります。JR唐津駅からはタクシーで約5分の距離です。車の場合はナビを唐津城前の東城内駐車場に設定するとわかりやすく、福岡方面からは都市高速経由で約50分が目安です。
宝当桟橋からは定期船と海上タクシーの2通りの方法で高島へ渡ることができ、いずれも所要時間は約10分です。
- 定期船: 執筆時点で確認できた運賃は片道大人220円、小人110円です。唐津発は7:50・10:00・11:40・14:10・16:00の1日5便が目安で、ジャンボ宝くじの発売時期には増便されることもあるようです。
- 海上タクシー: ピストン輸送のため待ち時間が少ないのが特徴です。乗船人数によって運賃が変わり、団体割引が用意されている場合もあります。
いずれも運賃・時刻表は変更されることがあるため、訪問前に公式サイトや窓口で最新の運航状況を確認しておくと安心です。高島の乗り場からは徒歩数分で宝当神社に到着します。
島の見どころ|表参道・裏参道と猫の「福ちゃん」
宝当神社には表参道と裏参道があり、どちらから歩いても違った雰囲気を楽しめます。本殿に参拝できるほか、本殿裏手にある御神体にも参拝するのが地元での習わしとされているので、あわせて手を合わせておきましょう。
神社へ向かう途中には、SNSで話題になった猫の「福ちゃん」がいる「宝当大黒屋野崎酒店」があります。宝くじを入れる袋を見せると拝むようなポーズをしてくれることから「リアル招き猫」として人気を集め、多くの参拝者が立ち寄るスポットになっています。高島は面積約0.6平方キロメートルほどの小さな島で、島内には猫の姿が多く見られ、素朴で人情味あふれる漁村の風景が広がっています。神社の参拝から島の散策まで含めた所要時間の目安は、1〜2時間程度を見ておくとよいでしょう。
高島・宝当神社観光をより楽しむために
高島観光は、唐津市街地の観光とあわせて楽しむのがおすすめです。唐津城下から船で気軽に渡れる立地を活かして、唐津城や市街地散策と組み合わせた1日プランを立てるなら、唐津観光モデルコースも参考にしてみてください。ほかの観光スポットは唐津の観光情報からまとめてご覧いただけます。
Q1. 宝当神社が宝くじ当選祈願で有名な理由は何ですか?
A: もともとの「寶當」という縁起の良い文字にあやかった参拝者から高額当選者が多数出たことがメディアで取り上げられ、宝くじが当たる神社として全国的に有名になりました。
Q2. 高島へはどうやって行きますか?
A: 唐津城そばの宝当桟橋から定期船または海上タクシーで渡ります。所要時間はいずれも約10分です。
Q3. 定期船と海上タクシーの違いは何ですか?
A: 定期船は時刻表に沿って運航し運賃が安めなのに対し、海上タクシーはピストン輸送で待ち時間が少ないのが特徴です。
Q4. 高島で猫の「福ちゃん」に会えるのはどこですか?
A: 宝当神社へ向かう途中にある「宝当大黒屋野崎酒店」で会うことができます。






