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唐津の歴史を時代順に

末盧国・菜畑遺跡から唐津藩・寺沢広高、名護屋城まで

唐津の歴史を時代順に解説。末盧国と菜畑遺跡(国指定史跡)、豊臣秀吉の名護屋城(1591年築城)、寺沢広高が築いた唐津城(1602〜1608年)と唐津藩6家、辰野金吾の旧唐津銀行まで。見学スポットの開館時間・料金は公式情報で整理しました。

唐津の歴史を象徴する唐津城と唐津湾の眺め

Photo: Nabatake Site Matsuro-kan Museum / Wikimedia Commons

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この記事のポイント

  • 1唐津市公式によると菜畑遺跡は縄文時代晩期後半の土器とともに水田跡が出土し、当時確認できる日本最古の水田跡。1980年に国指定史跡となり、隣接の末盧館で展示されています
  • 2名護屋城は1591年に築かれた秀吉の出兵拠点、唐津城は寺沢広高が1602〜1608年に築いたとされ、唐津藩は寺沢から小笠原まで6家が治め1871年に廃藩となりました
  • 3近代は辰野金吾監修の旧唐津銀行(1912年竣工)や炭鉱経営者・高取伊好の旧高取邸が残ります。各施設の開館情報は公式で整理しました

唐津の歴史は、弥生時代以前にさかのぼる稲作の遺跡から、豊臣秀吉の名護屋城、江戸時代の唐津藩、明治・大正の近代建築まで、時代ごとに見学できる場所が残っています。唐津市公式によると、菜畑遺跡は「当時確認できる日本最古の水田跡」で、1980年に国指定史跡となりました。名護屋城は1591年に築かれ、唐津城は寺沢広高が1602〜1608年に築いたとされます。この記事では、唐津の歴史を時代順にたどりながら、各時代の見学スポットと開館情報を公式情報で整理します。

唐津の歴史を時代順に|早見表

先に全体像をつかめるよう、この記事で扱う出来事を表にまとめます。年代はいずれも公的機関・公式サイトの記載です。

時代出来事出典
縄文時代晩期〜弥生時代菜畑遺跡で水田跡が営まれる唐津市公式
1591年(天正19年)名護屋城が秀吉の出兵拠点として築かれる唐津市公式
1602〜1608年(慶長7〜13年)寺沢広高が唐津城を築いたとされる文化遺産オンライン(文化庁)
1647〜1871年寺沢家のあと、大久保・松平・土井・水野・小笠原の各家が治める唐津城公式サイト
1873年唐津城が廃城文化遺産オンライン(文化庁)
1912年(明治45年)旧唐津銀行本店が竣工唐津観光協会
1966年唐津城の天守閣が建築される文化遺産オンライン(文化庁)

古代の唐津|末盧国と菜畑遺跡

唐津観光協会の歴史紹介では、末盧国(まつろこく)は「魏志倭人伝」に記されたクニのひとつで、唐津にあったとされています。末盧館の過去の特別展の案内でも、弥生時代に「末盧(まつら)」と呼ばれていた唐津市域が、魏志倭人伝に記された末盧国として成長していく過程を遺跡から見ていくと説明されています。

その舞台のひとつが菜畑遺跡です。唐津市公式の文化財紹介によると、遺跡は唐津市街地の西側の丘陵にあり、昭和54年(1979年)に都市計画街路建設に伴う確認調査で発見されました。翌昭和55年・56年に唐津市教育委員会が発掘調査を行っています。

「日本最古の水田跡」の公式な表現

発掘調査の面積は約700平方メートルと狭い範囲でしたが、水田跡・水路・井堰(いぜき)など、水田耕作の存在を示す遺構が見つかりました。唐津市公式は、最下層の水田跡から炭化した米や木製・石製の農具とともに縄文時代晩期後半の土器が出土し、「当時確認できる日本最古の水田跡」として注目を集めたと記しています。

この表現は「当時確認できる」と限定されている点がポイントです。同じ文化財紹介には、古い時期の水田跡が確認された遺跡として福岡市の板付遺跡、糸島市の石崎曲り田遺跡も挙げられ、いずれも玄界灘沿岸に位置すると書かれています。菜畑遺跡は昭和55年(1980年)5月11日に国指定史跡となりました。

食生活まで分かる遺跡

同じ文化財紹介によれば、菜畑遺跡では水田のほか、ブタの飼育、アワなどの雑穀やアズキなどの豆類、ゴボウ・ナスビの栽培、犬を伴ったイノシシ・シカの狩猟、魚介類やイルカなどの捕獲があったことが分かっています。唐津市公式は、新来の稲作文化と狩猟・採集中心の縄文文化が相互補完しながら水稲稲作経済へ進んだと説明しています。

末盧館の見学情報|菜畑遺跡のすぐ隣

現在、菜畑遺跡は埋め戻されていますが、保存整備によって竪穴住居と水田が復元されていると唐津市公式は案内しています。出土資料を展示する施設が、隣接する末盧館です。

項目内容
所在地唐津市菜畑3359番地2
開館時間9:00〜17:00(最終入館16:30)
休館日月曜日(月曜が祝日のときは開館、翌日休館)、12月29日〜1月3日
観覧料一般210円、小中学生100円、未就学児無料(20人以上は2割引)
電話0955-73-3673
アクセスJR唐津駅から徒歩約15分
出典唐津市公式(2025年7月11日更新)、唐津観光協会

展示は、唐津市公式によると菜畑遺跡の炭化米・石庖丁・農具・ブタの骨などで、隣接する公園には水田や竪穴住居、縄文の森が復元されています。料金と時間は執筆時点(2026年10月)の公式掲載です。最新は唐津市公式でご確認ください。

安土桃山時代|名護屋城と豊臣秀吉の朝鮮出兵

時代は下って1590年代。唐津市公式の文化財紹介によると、名護屋城は豊臣秀吉の朝鮮出兵(文禄・慶長の役)における国内の出兵拠点として、天正19年(1591年)に築かれました。城と、周辺の陣跡23か所(唐津市21か所、玄海町2か所)が特別史跡「名護屋城跡並陣跡」を構成しています。

同じ紹介には、名護屋城は標高約87メートルの丘に築かれ、面積は約17ヘクタール、大坂城に次ぐ規模だったと書かれています。周囲には130以上の諸大名の陣屋が築かれ、全国から20万人を超える人々が集まったとされます。名護屋城は江戸時代の初めには取り壊されましたが、現在は佐賀県立名護屋城博物館による発掘調査が続いています。

指定は、大正15年(1926年)11月4日に史跡、昭和30年(1955年)8月22日に特別史跡です(唐津市公式)。

名護屋城博物館の見学情報

佐賀県立名護屋城博物館の公式サイトでは、開館時間は9時〜17時、休館日は月曜日(祝日の場合はその翌平日)と年末12月29日〜31日・年始1月1日〜3日、観覧料は無料(特別企画展は有料)と案内されています。所在地は唐津市鎮西町名護屋1931-3、電話は0955-82-4905です。

見どころ・駐車場・アクセスは名護屋城跡と名護屋城博物館のガイドにまとめています。

江戸時代|寺沢広高の唐津城と唐津藩

文化遺産オンライン(文化庁)の「唐津城跡」の解説によると、唐津城は唐津湾を臨む満島山を本丸とする平山城で、慶長7〜13年(1602〜1608)に寺沢志摩守広高により築城されたとされています。「舞鶴城」の別名もあります。

唐津城公式サイトの歴史年表では、寺沢広高は1595年に豊臣秀吉から唐津を拝領し、関ヶ原の戦いで東軍として活躍して天草領4万石を加え、12万3千石の大名になったと記されています。同年表は、寺沢家の時代に松浦川の大改修や虹ノ松原の植林が行われたとも伝えています。虹ノ松原は虹の松原の観光ガイドで紹介しています。

唐津藩を治めた6つの藩主家

唐津城公式サイトの年表をもとに、藩主家の変遷を整理します。

藩主家期間(公式年表の表記)年表に書かれた主な出来事
寺沢氏1593〜1647年唐津城の築城に7年。松浦川の改修、虹ノ松原の植林
大久保氏1649〜1678年村方三役制を定め郷村支配を強化
松平氏1678〜1691年1682年の飢饉で1,800人超の餓死者
土井氏1691〜1762年教育の普及と産業奨励に尽力し、唐津焼や捕鯨、和紙などの発展を促進(唐津城公式年表)
水野氏1762〜1817年1771年に虹の松原一揆。4代忠邦は老中として天保の改革を推進
小笠原氏1817〜1871年殖産で藩財政再建。長行は老中格に昇進

出典はいずれも唐津城公式サイト。年表の期間は寺沢氏が1593年、大久保氏が1649年からと表記されており、前後の家の間に空白年があります。細かな年数を引用する際は公式の原文を確認してください。

唐津観光協会の歴史・文化ページには、1734年から唐津藩の御用窯だった御茶盌窯跡が、将軍家への献上品「献上唐津」を焼いた場所として紹介されています。窯元めぐりに関心がある方は唐津焼の窯元ガイドをご覧ください。

廃城と天守閣

文化遺産オンラインの解説では、唐津城は1873年に廃城となり、現在の天守閣は1966年の建築です。アソボーサガ(佐賀県観光連盟)も、昭和41年に文化観光施設として復興したと案内しています。

唐津城の見学情報

アソボーサガによると、唐津城(唐津市東城内8番1号)の開館時間は9時〜17時(入館は16時40分まで、季節により変更あり)、料金は一般(15歳以上)500円、小中学生250円、未就学児無料、休館日は12月29日〜31日です。詳しい見どころは唐津城の完全ガイドにあります。

近代の唐津|辰野金吾と高取伊好の建築

唐津観光協会の歴史紹介は、近代の唐津を建築と人物で伝えています。辰野金吾は唐津出身の建築家で、旧唐津銀行の監修を担当し、東京駅丸の内口駅舎や日本銀行本店の設計も手がけたと紹介されています。曽禰達蔵も唐津出身で、旧三菱合資会社(妙見)を監修した建築家です。

旧唐津銀行(辰野金吾記念館)

唐津観光協会のスポット情報によると、旧唐津銀行本店は1912年(明治45年)竣工、設計監修は辰野金吾で、実際の設計は田中実が担当しました。クイーン・アン様式の建物で、佐賀県指定重要文化財です。所在地は唐津市本町1513-15、9:00〜18:00、入館無料、休館日は12月29日〜31日です。詳細は旧唐津銀行のガイドをご覧ください。

旧高取邸

高取伊好は「肥前の炭坑王」として知られる実業家で、旧高取邸は能舞台・杉戸絵・七宝金具などで知られる邸宅です(唐津観光協会)。国の重要文化財で、唐津観光協会のスポット情報では、開館は9:30〜17:00(入館は16:30まで)、一般520円、小中学生260円、未就学児無料、月曜休館(祝日を除く)と12月29日〜1月3日が休みと案内されています。所在地は唐津市北城内5-40です。こちらは旧高取邸のガイドで解説しています。

唐津くんちと唐津神社

唐津の歴史の中で受け継がれてきた行事が唐津くんちです。唐津観光協会によると、曳山展示場には14台の曳山が並び、佐賀県の重要有形文化財に指定されています。展示場は唐津市新興町2881-1(ふるさと会館アルピノ旧多目的ホール)、9:00〜17:00(入館16:40まで)、一般310円、小中学生150円で、11月3日〜4日と12月29日〜31日は休みです。曳山の巡行を見る場合は唐津くんち完全ガイド、祭り以外の時期に見る場合は曳山展示場のガイド、祭りの情報は唐津くんちの特設ページをご覧ください。祭りの舞台となる唐津神社の由緒も当サイトで紹介しています。

見学スポットの比較表|時代順モデル

時代順に回るなら、次の順番が目安になります。いずれも各施設公式・唐津市・観光協会の掲載です(執筆時点の2026年10月)。

時代スポット開館料金休館日
古代末盧館(菜畑遺跡)9:00〜17:00一般210円月曜・12/29〜1/3
安土桃山名護屋城博物館9:00〜17:00無料月曜・12/29〜1/3
江戸唐津城9:00〜17:00一般500円12/29〜31
近代旧唐津銀行9:00〜18:00無料12/29〜31
近代旧高取邸9:30〜17:00一般520円月曜・12/29〜1/3

月曜日は末盧館・名護屋城博物館・旧高取邸がそろって休みです(祝日の場合は翌日などの例外あり)。月曜に歩くなら唐津城と旧唐津銀行が目安になります。雨の日の過ごし方は唐津の雨の日観光スポット、一日の回り方は唐津モデルコースも参考にしてください。料金・時間は変更される場合があるため、最新は各公式サイトでご確認ください。

Q1. 唐津の歴史で一番古い見どころは何ですか?

A: 唐津市公式が「当時確認できる日本最古の水田跡」と紹介する菜畑遺跡(国指定史跡)で、隣の末盧館で出土品を見学できます。

Q2. 末盧国とは何ですか?

A: 唐津観光協会の歴史紹介によると、魏志倭人伝に記されたクニのひとつで、唐津にあったとされています。

Q3. 唐津城は誰がいつ築きましたか?

A: 文化遺産オンライン(文化庁)の解説では、慶長7〜13年(1602〜1608)に寺沢志摩守広高により築城されたとされています。

Q4. 唐津藩を治めたのはどの藩主家ですか?

A: 唐津城公式サイトの年表では、寺沢・大久保・松平・土井・水野・小笠原の6家が順に治め、1871年の廃藩置県まで続きました。

Q5. 名護屋城はいつ築かれましたか?

A: 唐津市公式の文化財紹介によると、豊臣秀吉の朝鮮出兵の国内拠点として天正19年(1591年)に築かれました。

Q6. 唐津の歴史を一日で回るならどこへ行けばよいですか?

A: 時代順なら末盧館、唐津城、旧唐津銀行、旧高取邸の順が目安です。月曜は末盧館と旧高取邸が休みのため、曜日の確認をおすすめします。

知っておきたいポイント

  • 1菜畑遺跡と末盧館は唐津市公式の案内でJR唐津駅から徒歩約15分。古代の唐津を知る入口として、唐津城や旧唐津銀行より先に訪ねると時代順に歩けます(唐津市公式)
  • 2名護屋城跡並陣跡の陣跡は唐津市21か所・玄海町2か所の計23か所が特別史跡です。博物館は9時〜17時で月曜休館、観覧料は無料(特別企画展は有料・博物館公式)
  • 3旧唐津銀行は入館無料で9:00〜18:00、旧高取邸は一般520円で月曜休館です。休館日が異なるため、近代建築を回る日は曜日を先に決めると安心です(唐津観光協会)
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著者

からつポータル編集部

最終更新

2026-10-12

本記事は地域ポータル運営の経験を持つからつポータル編集部が執筆。公的機関の一次情報・公式サイトの公開情報を基にリサーチし、 固有名詞・数値はウェブ検索と公式サイトで二重確認しています。詳しい品質管理プロセスは編集方針をご覧ください。

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